押印済みの正本はキャビネットに、電子ファイルは退職した担当者の受信箱にあり、実際に効いている条項は誰も覚えていない三通目の覚書の中にあります。変わった掛率は支払の段になって表に出て、一年の自動更新は更新日になって表に出ます。
一つひとつの約束が、ライフサイクルを持つ記録になります。条項ライブラリから起案し、正しい決裁の順序を通り、その後は期日と担当者を伴う義務として生き続けます。受注・請求と同じデータ層の上にあるため、請求書の金額は記憶ではなく締結した条項と突き合わされます。
各機能が、運用上の制約を解消します。
効力のある版が一か所にあります
実現方法: 原契約と覚書と変更が版で積み重なるため、最初に開くのが現行の条文です。
標準から外れずに素早く起案します
実現方法: 法務が承認した雛形と条項ライブラリを使い、標準から外れた条項は確認のために印が付きます。
締結すればシステム上で直ちに効力を持ちます
実現方法: 権限に応じた決裁ルート、認証局を通じた電子署名、そして状態が履行中に変わると同時に正本が保存されます。
義務が隙間に落ちません
実現方法: 納品・検収・支払の期日が、期限と担当者を伴う仕事に分かれます。
更新は決定であって既定路線ではありません
実現方法: 契約書に定めた予告期間に従い、更新日や解約日の前に知らせます。
お金は締結した条項どおりに動きます
実現方法: 単価・掛率・支払条件を同じデータ層の上で受注や請求と突き合わせます。
起案と交渉
条項ライブラリ
実現方法: 法務が承認した標準条項を、契約類型とリスク水準で整理して置きます。
雛形と版
実現方法: 交渉の回ごとに一つの版が残るので、前の版と比べられ、誰がどの条項を変えたかが分かります。
覚書と変更
実現方法: 覚書は原契約にぶら下がり、自分が直す条項だけを上書きします。単独で浮くことはありません。
締結と保存
社内の決裁ルート
実現方法: 権限と金額基準による多段階の決裁が、人事モジュールの組織図の上で回ります。
認証局を通じた電子署名
実現方法: 国内の認証事業者を通じた電子署名で、代決も専決も記録を残します。
正本と閲覧権限
実現方法: 締結済みの正本は文書種別の保存年限に従って保管され、許可された人にだけ開きます。
履行とライフサイクル
義務と支払期日
実現方法: 約束が、期限と担当者と完了の証跡を持つ仕事に分かれます。
更新と解約の通知
実現方法: 契約書に定めた予告期間どおりに知らせるので、まだ交渉し直す時間があります。
受注・請求との突合
実現方法: 伝票の単価と掛率を締結した条項まで遡って照合し、ずれは支払の前に表に出ます。
3ステップで稼働。
評価と設定
Apusが業務プロセスを精査し、御社の運用に合わせてモジュールを設定します。
移行と連携
既存システムからデータを移行し、単一のデータ基盤上で他モジュールと連携します。
研修と本番稼働
チームを研修し、本番稼働後はお選びいただいた SLA ティアに応じてサポートいたします。
申請と起案から更新または終了まで。
- 当事者 · 金額 · 有効期間
- 支払条件と掛率
- 義務・期日・更新予告日
契約はフォルダの中のPDFではありません。まだ残っている義務と、更新を判断すべき日付を併せ持ちます。だから「来月どんな約束に縛られているか」は、いちばん記憶のよい人ではなく記録が答えます。
相手から届いた案をAIが読み、自社の標準から外れた条項を署名の前に指し示します。
案を条項ライブラリと突き合わせ、外れた箇所ごとに根拠を添えて印を付けます。
締結済みの契約から義務・期日・予告日を取り出し、担当者の確認を待つ仕事にします。
この契約の支払条件は何かという問いに、該当の条項を引いて答えます。
エージェントがいなくても仕事は消えません。人に回るだけです。
誰かが思い出し、向き合う時間を取れたときにしか動き出しません。
動かすのは業務上の出来事であって、誰かの記憶ではありません。
契約の草案がアップロードされたとき
いまの状況を知るには、確認を頼み、レポートを出してもらう必要があります。
ふだんの言葉で尋ねれば、すでにある数字から答えが返ります。
「この契約は当社のひな形とどこが違いますか」
いちばん力のある担当者が、先週と同じ突合に一日を使っています。
繰り返しの部分はお預けになった権限の中で進み、判断はお手元に残ります。
ご確認待ち
このモジュールのエージェント
上のデータ層の上に立ち、呼び出した人の権限の中で動きます。
データは他モジュールへ直接流れ、再入力は不要です。
締結した条項が受注・請求と同じデータ層に並ぶため、ずれた金額は決算のあとではなく支払の前に表に出ます。
よくあるご質問。
文書管理(EDM)とは何が違いますか?+
EDMは企業の文書保管を担います。版、分類、そして文書を生んだ業務伝票との結び付きです。このモジュールは約束のライフサイクルを担います。どの義務が残っているか、次の期日はいつか、どの日付が更新の判断を迫るかです。締結済みの正本は引き続きEDMにあり、ただそこで静かに眠らなくなるだけです。
では雇用契約や購買契約は入力し直すのですか?+
入力し直しません。人事モジュールは引き続き従業員情報の家であり、購買は引き続き調達が動く場所です。このモジュールはそれらの契約の約束の側面だけを、期間・義務・支払条件という一つの画面に引き上げます。
融資やファイナンスリースの契約も扱いますか?+
扱いません。融資やリースの商品は金融機関自身のコアシステムで動いており、Apusがそれに取って代わることはありません。このモジュールは社内の契約と、取引先・仕入先・顧客との契約を扱います。
国内の認証局で署名できますか?+
決裁ルートは国内の認証事業者と接続します。具体的な一覧は連携ページにあり、範囲と設定はソリューション設計時に確定します。